高木1遺跡(読み)たかぎいちいせき

日本歴史地名大系 「高木1遺跡」の解説

高木1遺跡
たかぎいちいせき

[現在地名]中川郡豊頃町豊頃

十勝川支流下頃辺したころべ川旧流路の右岸標高約二二メートルの中位段丘上にある縄文時代早期の集落遺跡。昭和五一年(一九七六)十勝川流域史研究会により発見され、同五五年から五年間かけて北海道開拓記念館により発掘調査された。高木式土器を伴う竪穴住居跡五軒・野外炉跡一〇ヵ所・土壙八基・集石遺構一ヵ所が明らかにされた。出土土器の九七パーセントを高木式土器が占め、同土器の標式遺跡となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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