骨骨(読み)こちごちし

精選版 日本国語大辞典 「骨骨」の意味・読み・例文・類語

こちごち‐し【骨骨】

〘形シク〙 ごつごつとしてなめらかでないさま。無骨である。無風流である。無作法で洗練されていないさま。こちなし。
土左(935頃)承平五年二月七日「ふなぎみの病者、もとよりこちごちしきひとにて」
[補注]漢語「骨」を語基とした混種語で、これが体言としてではなく用言として日本語語彙に繰り込まれた早い例として注目される。
こちごちし‐げ
〘形動〙
こちごちし‐さ
〘名〙

ほねぼね‐し・い【骨骨】

〘形口〙 ごつごつした感じである。骨ばっている。骨がましい。
※玉塵抄(1563)三一平生あらうほねほねしう〈略〉こわい性な者は」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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