駒寺野新田(読み)こまでらのしんでん

日本歴史地名大系 「駒寺野新田」の解説

駒寺野新田
こまでらのしんでん

[現在地名]日高市駒寺野新田・あさひおか

森戸もりと新田の西にあり、西は上田波目うわたばめ村。延宝年間(一六七三―八一)に近隣の村民権兵衛・作兵衛の二名により開墾されたという(風土記稿)。元禄郷帳では高麗こま郡として村名がみえ、高五一四石余、幕府領。宝暦年間(一七五一―六四)入間いるま郡に属したとされるが(風土記稿)、天保郷帳でも高麗郡に属する。ただし「風土記稿」・旧高旧領取調帳ではともに入間郡に入れ駒寺新田と記している。幕末まで幕府領。安政三年(一八五六)の村明細帳(武蔵国村明細帳集成)によれば、延宝五年検地が行われ、高五一四石余、反別は皆畑で一六九町一反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android