駆催(読み)かりもよおす

精選版 日本国語大辞典 「駆催」の意味・読み・例文・類語

かり‐もよお・す ‥もよほす【駆催】

〘他サ四〙 諸所の人を促してかり集める。諸方より人を探し集める。
吾妻鏡‐養和元年(1181)九月三日「任勅命、駆催当国軍士等、擬木曾冠者義仲之処、今朝頓滅、是蒙天譴歟」
太平記(14C後)三一駿河の国を立て路次軍勢を駈催(カリモヨフ)し」

かけ‐もよお・す ‥もよほす【駆催】

〘他サ四〙 かけまわってせき立てる。うながし立てる。また、多くの人を寄せ集める。
庭訓往来(1394‐1428頃)「急可申之処、被催人々子日遊之間、乍延引
※歌舞伎・四天王産湯玉川(1818)五立「諸国の残党駆け催ふす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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