馬越長火塚古墳(読み)まごしながひづかこふん

日本歴史地名大系 「馬越長火塚古墳」の解説

馬越長火塚古墳
まごしながひづかこふん

[現在地名]豊橋市石巻本町 紺屋谷

馬越川をはじめ、いくつかの小流が浸食した洪積台地の一つの突端を占める。前方部を西に向けた前方後円墳。標高およそ三四メートル。土地の人は古墳を火塚ひづかとよび、長大な石室をもつ当墳を長火塚と称したものである。前方部の一部を欠き、残存全長四四メートル。二段築成の後円部は、低い前方部に対して突出し、径約三〇メートル・高さ六メートル。前方部幅一八メートル。南に開口する複式横穴式石室は全長一七メートル余で県下最大。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android