馬場新郷(読み)ばばしんごう

日本歴史地名大系 「馬場新郷」の解説

馬場新郷
ばばしんごう

[現在地名]豊田市和会かずえ

市域最南端部に位置し、村域は明治用水枝下しだれ用水に挟まれる。五箇新郷の一つ。近世を通じて岡崎藩領。

寛文五年(一六六五)馬場村から八戸が分村。同八年の馬場新郷検地帳(上和会区有)によれば、九人の名請人のうち屋敷持八人は分村時の戸数に相当する。また同八年から一三年まで毎年新田畑が開発される。享保五年(一七二〇)の釜土池丁間水積(近世上野雑抄)では、馬場新郷の土地一三町四反余が釜土かまど池の水掛りを受けている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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