馬司・馬寮(読み)うまつかさ

精選版 日本国語大辞典 「馬司・馬寮」の意味・読み・例文・類語

うま‐つかさ【馬司・馬寮】

〘名〙
※枕(10C終)三一四「むまつかさの、御秣(みまくさ)積みて侍りける家より」
令制における官司の一つ。左馬寮右馬寮に分かれ、頭以下の四等官のほか馬医、馬部、飼丁などの職員がある。官馬飼養調習などをつかさどる。奈良末期から平安初期にかけての一時期、主馬寮(しゅめのりょう)に併合された。めりょう。うまりょう。うまのつかさ。
※宇津保(970‐999頃)祭の使「むまつかさのには、式部卿の宮のむまの君といでたち給ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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