館林藩史料(読み)たてばやしはんしりよう

日本歴史地名大系 「館林藩史料」の解説

館林藩史料
たてばやしはんしりよう

解説 弘化三年前藩主井上家より新藩主秋元家に引継がれた町方引渡帳・郡方町方演説帳・町方伝達帳のほか、就封後の秋元家の兵制沿革・明治戊辰戦争賞典録などを収録。明治二四年、宮内大臣より旧藩主秋元子爵は藩史料の提出を求められたが、すでに廃藩の際栃木県庁の命によって焼却されていたため、旧藩士岡谷繁実らに再調製方を委嘱した。岡谷らは関係者より日記および手許覚書の類を借り、八年の歳月を費やし六八〇巻からなる館林藩史料を編修、そのうち巻六九・巻五〇〇の二編が本史料である。

活字本 館林双書第九巻

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報