精選版 日本国語大辞典 「養物」の意味・読み・例文・類語
よう‐もつ ヤウ‥【養物】
〘名〙 令制で、労役負担の公平をはかるための物。上京して労役に服する仕丁(じちょう)・衛士(えじ)の家の雑徭は賦課しないで、これを資養の物にあて、あるいは副丁(ふくてい)を定めてその雑徭に相当する物を仕丁・衛士に与える。
※三代実録‐貞観七年(865)一二月一七日「而本国司称二依レ詔復一レ徭。養物之数。三分減レ一」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報