風流気(読み)ふうりゅうぎ

精選版 日本国語大辞典 「風流気」の意味・読み・例文・類語

ふうりゅう‐ぎ フウリウ‥【風流気】

〘名〙
詩歌音楽絵画などを好む風流な気質。また、自然相手として楽しむような風流な趣味。風流心。
※春迺屋漫筆(1891)〈坪内逍遙〉壱円紙幣の履歴ばなし「明日は清楽合奏へ参るべしと断るが如く風聴するが如く言はれしを聞けば風流気(フウリウギ)は兎も角も遊興を好まれぬ気では無し」
② 色めいた気持
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五「物騒な風流気を出すのも無理のない話しである」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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