顧て他を言う(読み)かえりみてたをいう

精選版 日本国語大辞典 「顧て他を言う」の意味・読み・例文・類語

かえりみ【顧】 て 他(た)を言(い)

(「孟子‐梁恵王・下」に、孟子に問いつめられた恵王が「顧左右而言他」とあるのによる) 答えに窮したり、問題を回避したく思ったりして、あたりを見回して別なことを言う。
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉後「葉山は顧みて他を言ひたさうに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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