類似意匠制度(読み)るいじいしょうせいど(英語表記)similar design system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「類似意匠制度」の意味・わかりやすい解説

類似意匠制度
るいじいしょうせいど
similar design system

ある意匠に類似する1群の意匠に権利を付与する制度 (意匠法 10) 。もともと意匠法はある意匠に類似する意匠は拒絶するたてまえであるが,例外的に,意匠権の及ぶ範囲をできるだけ明確にするために設けられた制度である。類似意匠権を取得することができるのは元の意匠 (本意匠) の権利者に限り,しかも本意匠と同一物品および類似物品に使う場合に限られる。非類似の物品について類似意匠権を取得することはできない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android