顔負（読み）かおまけ

精選版 日本国語大辞典

かお‐まけ かほ‥【顔負】

〘名〙 相手の厚かましさにあきれたり、または、相手の技量、態度などが驚くほど立派で面目を失ったりすること。

※歌舞伎・梅雨小袖昔八丈（髪結新三）（1873）二幕「お前さんに口を利かれるとどんな事でも顔負けで、わっちがうんと言はにゃあならねえ」

※銀座川（1950‐51）〈井上友一郎〉序「順子は〈略〉芸者も顔負けするくらゐに座を取り持つのである」

出典　精選版 日本国語大辞典