顔を出す(読み)カオヲダス

デジタル大辞泉 「顔を出す」の意味・読み・例文・類語

かお・す

訪問する。また、会合に出席する。「―・しただけですぐ退席する」
姿を現す。顔を見せる。「月が―・す」
[類語]顔を見せる顔をつな顔を貸す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「顔を出す」の意味・読み・例文・類語

かお【顔】 を 出(だ)

① 姿を見せる。顔を見せる。
人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)四「もう十日の余も㒵(カホ)を出さなひから」
② 人の家をたずねる。また、あいさつに行く。
※俳諧・五万才(1801‐04)五「其形(そのなり)で後家の桟敷へ顔を出し」
集会や会合に出席する。
良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉続「顔を出さない方が可う御座んすの」
④ ある物が、その一部分だけ外に見える。
※滑稽本・七偏人(1857‐63)四「大きな尻っ尾が如亀(にょっき)り顔を出して居やすが」

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