額当(読み)ひたいあて

精選版 日本国語大辞典 「額当」の意味・読み・例文・類語

ひたい‐あて ひたひ‥【額当】

〘名〙
① 冠の額にあてて巾子(こじ)後部で結ぶ紐。抹額(もこう)
西宮記(969頃)一七「大嘗会、小忌舞人、衛府輩、着垂纓冠額充」
※今鏡(1170)六「われもいまはひたひあてせむとて」
② 岐阜県北部や香川県広島などで、葬列の位牌持ちなどの重要人物が額につける三角形の紙をいう。ひたいがみ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android