頭を張る(読み)あたまをはる

精選版 日本国語大辞典 「頭を張る」の意味・読み・例文・類語

あたま【頭】 を 張(は)

① 頭をうつ。頭をなぐる。
※虎明本狂言・居杭(室町末‐近世初)「いつもまいるたび事に、あたまをはらせらるるが、是が一しほめいわくに御ざる」
※歌舞伎・日月星享和政談(延命院)(1878)六幕「『祝儀所か遊びに行って、勘定の釣もやりゃあしねえ』『茶代(ちゃだい)のあたまを張(ハ)る玉だ』」
利子を天引きする。
※雑俳・柳多留‐五(1770)「座頭金金のあたまをはってかし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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