領家七海村(読み)りようけしつみむら

日本歴史地名大系 「領家七海村」の解説

領家七海村
りようけしつみむら

[現在地名]富来町七海しつみ

生神うるかみ村の北にある海浜の村で、日用ひよう村に発した七海川の左岸に位置し、右岸地頭七海じとうしつみ村。北方領家町りようけまち村からの分村という(富来町史)正保郷帳には「七海村 領家地頭」とみえ、地頭七海村と合せて「七海村」とし、高一七九石余、田九町余・畑二町九反余、免三ツ七歩五厘。寛文一〇年(一六七〇)の村御印には「領家七海村」とあり、高六一石、免四ツ五歩、小物成は山役九二匁・苦竹役一七匁、鳥役一匁(出来)・猟舟櫂役一〇匁(出来)・外海船櫂役二一匁(出来)とある(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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