須納谷村(読み)すのだにむら

日本歴史地名大系 「須納谷村」の解説

須納谷村
すのだにむら

[現在地名]小松市花立町はなたてまち

手取川支流の大日だいにち川流域で、白山山系の西麓にあり、北の下流うしくび峠を越えて丸山まるやま村。白山麓十八ヶ村の一つ。「すのうだに」「すのたに」とも発音する。近世の支配、近代初期の行政変遷はつえ村と同じ。越前国正保郷帳に田方一〇石余・畑方一〇石余とある。元禄八年(一六九五)の村細明帳(小中文書)では家数一四・人数一一三、桑と炭を少しずつ生産するが木綿はない。同一一年の十八ヶ村御高小物成帳(斎藤文書)では免六ツ八歩四厘、家数一二、小物成として夫銀三五匁のほか夫綿銀二一匁余がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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