面明・面灯火(読み)つらあかり

精選版 日本国語大辞典 「面明・面灯火」の意味・読み・例文・類語

つら‐あかり【面明・面灯火】

〘名〙 昔の歌舞伎芝居で、夜間役者の顔をよく見せるため、長い柄のついた燭台蝋燭をつけて顔を照らし出したもの。また、そうした演出面火(つらび)面蝋燭(つらろうそく)。さしだし。
※桐の花(1913)〈北原白秋〉銀笛哀慕調・冬「わが友は仁木の顔に面(ツラ)あかりさしつけながら花道をゆく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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