青根村(読み)あおねむら

日本歴史地名大系 「青根村」の解説

青根村
あおねむら

[現在地名]津久井町青根

東は青野原あおのはら村、東南は鳥屋とや村、西はかんノ川を隔てて甲州都留つる道志どうし(現山梨県南都留郡道志村)、北は道志川対岸牧野まぎの(現藤野町)に接し、南はひるヶ岳(一六七二・七メートル)を主峰とする丹沢たんざわ山塊を隔てて足柄上あしがらかみ玄倉くろくら(現山北町)と境する。小田原衆所領役帳に井上主計助「四貫文 青根之村」とある。「妙法寺記」の天文五年(一五三六)に「青根ノ郷ヲ誅シ被食候。足弱ヲ百人計御取候」とある。

青根村
あおねむら

[現在地名]八尾町青根

宮下みやのした村の南西野積のづみ川左岸にある。寛永一八年(一六四一)頃の諸寺道場締役覚書(聞名寺文書)に「青根村西願」とみえ、八尾聞名もんみよう寺の道場役として綿高二九匁余・代銀五匁余を納めている。正保郷帳に村名がみえ、村高は乗嶺のりみね村と合せて高六二三石余、田方一一町余・畑方三〇町五反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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