青市村(読み)あおいちむら

日本歴史地名大系 「青市村」の解説

青市村
あおいちむら

[現在地名]南伊豆町青市

みなと村の北、青野あおの川の支流鯉名こいな川流域に位置する。「増訂豆州志稿」によれば三島神社には応永七年(一四〇〇)の上梁文があり、「蒲谷郷青市村」と記されていたという。同社の天正一二年(一五八四)九月二六日付の棟札に「蒲屋郷青市村」とみえる。江戸時代の初めは幕府領、元禄一一年(一六九八)幕府領(高八六石余)と旗本筑紫領(高二〇〇石余)の相給、宝永五年(一七〇八)相模小田原藩領、延享三年(一七四六)幕府領、安永六年(一七七七)再び小田原藩領となったが、天明五年(一七八五)に上知され、文化八年(一八一一)旗本向井領となり幕末に至る(「韮山町史」など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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