青堀(読み)あおほり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「青堀」の意味・わかりやすい解説

青堀
あおほり

千葉県南西部,富津市北部の地区で東京湾沿岸,小糸川河口に位置する。ノリ養殖発祥地で,かつては一大産地を形成近年は埋立て地が造成されて,京葉工業地域の南端部をなすにいたった。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「青堀」の意味・わかりやすい解説

青堀
あおほり

千葉県南西部にある富津市(ふっつし)の一地区。旧青堀町。小糸(こいと)川河口の沖積地にあり、千葉県のノリ養殖発祥地で、東京湾岸のノリ漁村であったが、現在は工業用地の埋立てが完成近くに青堀温泉(泉質塩化物泉)や富津公園富津岬などがある。JR内房(うちぼう)線、国道16号が通る。

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世界大百科事典(旧版)内の青堀の言及

【富津[市]】より

…人口5万4273(1995)。富津岬から北の海岸部は京葉工業地域,南は観光地で南房総国定公園に属し,青堀,富津,大貫,湊,竹岡,金谷などの漁業集落がある。青堀は1821年(文政4)に江戸のノリ問屋近江屋甚兵衛がノリ養殖をはじめたといわれる地である。…

※「青堀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」