露顕・露見（読み）ろけん

精選版 日本国語大辞典

ろ‐けん【露顕・露見】

〘名〙

① 隠していたことが人に知られるようになること。ばれること。また、秘密を暴露すること。

※兵範記‐仁安二年（1167）一一月一五日「此間上皇御簾中、初雖_レ為_二密儀_一、半以後露顕」

※保元（1220頃か）上「謀叛の事既に露顕によって」 〔漢書‐王嘉伝〕

② わかりにくい中の様子があらわになること。また、確かでなかったことが明らかになること。

※大乗院寺社雑事記‐長祿元年（1457）一一月一九日「無_二其過_一之由令_レ申条、露顕之間免_二除之_一云々」

③ ＝ところあらわし〔色葉字類抄（1177‐81）〕

出典　精選版 日本国語大辞典