霧間(読み)きりま

精選版 日本国語大辞典 「霧間」の意味・読み・例文・類語

きり‐ま【霧間】

〘名〙
① 霧がたちこめている中。
夫木(1310頃)九「夏ふかき野へをまかきにこめおきて霧間の露の色を見るかな〈藤原定家〉」
② 霧の絶え間。霧のひま。
謡曲玉葛(1470頃)「川音聞こえて里続き、奥もの深き谷の門に、連らなる軒を絶えだえの、霧間に残す夕かな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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