川音(読み)かわおと

精選版 日本国語大辞典 「川音」の意味・読み・例文・類語

かわ‐おと かは‥【川音】

〘名〙 川の水が流れる音。かわと。かわのと。
万葉(8C後)七・一一〇一「ぬばたまの夜さり来れば巻向(まきむく)の川音(かはおと)高しも嵐かも疾(と)き」
夫木(1310頃)一七「さよ中とよはふけぬらしたましまのかはをとすみてちどりなくなり〈藤原家良〉」

かわ‐と かは‥【川音】

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デジタル大辞泉 「川音」の意味・読み・例文・類語

かわ‐おと〔かは‐〕【川音】

川の水の流れる音。かわと。
[類語]水音瀬音渓声

かわ‐と〔かは‐〕【川音】

《「かわおと」の音変化》川の水音。
「―きく涙に浮かぶ悲しさに」〈成尋母集

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