霜刃(読み)そうじん

精選版 日本国語大辞典 「霜刃」の意味・読み・例文・類語

そう‐じん サウ‥【霜刃】

〘名〙
① 冷やかに光るやいば。鋭い剣。〔いろは字(1559)〕
※土井本句双紙抄(16C頃)「磨霜刃(サウジン) つるぎのやいばを、なをもみがきたてたなり」 〔賈島剣客詩〕
② つめたくきびしい霜を①にたとえていう。
※江吏部集(1010‐11頃)下・初冬同賦残菊「風姿無撓余香遠。霜刃雖侵晩艷奢」

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普及版 字通 「霜刃」の読み・字形・画数・意味

【霜刃】そう(さう)じん

白刃。唐・賈島〔剣客〕詩 十年、一劍をく 霜、未だ嘗(かつ)て試みず

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