震筆(読み)ふるいふで

精選版 日本国語大辞典 「震筆」の意味・読み・例文・類語

ふるい‐ふで ふるひ‥【震筆】

〘名〙 ふるえて書いたような筆跡小野道風の筆跡をいう。ふるえふで。
御伽草子・鉢かづき(室町末)「御筆のすさび、道風がふるひ筆もかくやらんと」

ふるえ‐ふで ふるへ‥【震筆】

※雑俳・柳多留‐六八(1815)「久離帳下書は親仁のふるへ筆」

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