雷口留番所跡(読み)いかずちくちどめばんしよあと

日本歴史地名大系 「雷口留番所跡」の解説

雷口留番所跡
いかずちくちどめばんしよあと

[現在地名]山北町雷

村上藩領であった時期に置かれた口留番所。創設の時期は不明だが、堀丹後守の時、芦川助右衛門・清水九右衛門の二名が番所に詰めたという(「雷番所由来」伊藤家文書)。また享保二年(一七一七)の雷村口留御番所之覚(同文書)によれば、六五年以前松平大和守の時に雷村伊藤家の祖先六左衛門が定番に任じられ、二人扶持切米四石二斗余を与えられたという。宝永元年(一七〇四)頃の村上十五万石御領内諸書留帳(伴田幸一郎氏蔵)には定番伊藤六助の名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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