雪隠黄金・雪隠金亀子(読み)せんちこがね

精選版 日本国語大辞典 「雪隠黄金・雪隠金亀子」の意味・読み・例文・類語

せんち‐こがね【雪隠黄金・雪隠金亀子】

〘名〙 センチコガネ科の甲虫。体長一・五~二センチメートル内外。コガネムシに似て楕円形背面は半球状にふくらむ。全体に黒く、背面は藍色や紫の美しい金属光沢を帯びるものが多い。獣糞などに集まり、その下に穴を掘って糞を貯え幼虫のえさにする。日本各地、シベリア、中国、朝鮮などに分布する。近縁種に美しい種類が多い。せんちこがねむし。
※日本昆虫学(1898)〈松村松年〉昆虫界「路上の腐敗物を掃除する〈略〉(センチコガネ)の如き」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android