雨風胴乱(読み)あめかぜどうらん

精選版 日本国語大辞典 「雨風胴乱」の意味・読み・例文・類語

あめかぜ‐どうらん【雨風胴乱】

〘名〙 (胴乱は革などで作った方形の袋で、薬や印を入れて腰にさげるもの。雨風にも損傷しないところから)
① 胴乱の異称
② (転じて) =あめかぜ(雨風)(一)③
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)五「イヤおめへも雨風(アメカゼ)どうらんだ。いいかげんにしなせへし」
[補注]②は、丈夫な入れ物の意とも、胡麻胴乱、松風胴乱などの菓子になぞらえていったものともいう。

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