雑魚場・雑喉場(読み)ざこば

精選版 日本国語大辞典 「雑魚場・雑喉場」の意味・読み・例文・類語

ざこ‐ば【雑魚場・雑喉場】

〘名〙 江戸時代大坂最大の生魚市場の通称。また、魚類市場一般をさすこともある。大坂の場合には、石山本願寺建立以後、魚類商が集まったことに始まり、いく度か移転したが、慶安・承応年間(一六四八‐五五)に鷺島に開設して以来この称となる。
※俳諧・珍重集(1678)「爰やざこ場のやすやすの声〈宗因〉」

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