雇禿(読み)やといかぶろ

精選版 日本国語大辞典 「雇禿」の意味・読み・例文・類語

やとい‐かぶろ やとひ‥【雇禿】

〘名〙 (「やといかむろ」とも) 江戸時代、吉原遊郭で、物日などに専属の禿が病気などでさしつかえのある時、他の遊女屋知人から臨時に借り受けた禿。
洒落本・水月ものはなし(1758)中「今は内に子供のすくない所では、〈略〉やとひ禿(カブロ)給金で、たのみ禿にしてつかふ」

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