集合(数学)(読み)しゅうごう

百科事典マイペディア 「集合(数学)」の意味・わかりやすい解説

集合(数学)【しゅうごう】

ある明確に定まった条件に適するものの集り。集合を構成する個々のものを要素または元という。要素が有限個なら有限集合,無限個なら無限集合,要素を全く含まない集合を空集合という。要素aが集合Aの要素であることをa∈Aで表す。集合A,BでAの要素はすべてBの要素であれば,AをBの部分集合といい,A⊂Bと書く。A,Bどちらかに属する要素からなる集合をA,Bの和集合または合併集合(記号A∪B),A,Bどちらにも属する要素からなる集合をA,Bの積集合または共通集合(記号A∩B)という。→集合論
→関連項目曲面元(数学)

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