険峻・嶮峻(読み)けんしゅん

精選版 日本国語大辞典 「険峻・嶮峻」の意味・読み・例文・類語

けん‐しゅん【険峻・嶮峻】

〘名〙 (形動)
① けわしいこと。山などのけわしくそそりたつこと。また、そのさま。険阻峻嶮
参天台五台山記(1072‐73)一「登寺東嶮峻坂十三里
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一「凡そ功績に進むの路は〈略〉険峻にして攀上りがたし」 〔宋玉‐高唐賦〕
性格が厳格できびしく、妥協しないこと。また、そのさま。
※玉塵抄(1563)四三「羨が性嶮峻介立にして、いさぎようして、人の礼義音信をきらうたぞ」

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