陸すっぽう・碌すっぽう(読み)ろくすっぽう

精選版 日本国語大辞典 「陸すっぽう・碌すっぽう」の意味・読み・例文・類語

ろく‐すっぽう【陸すっぽう・碌すっぽう】

(「碌」はあて字。「ろくずっぽう」とも)
[1] 〘形動〙 =ろくすっぽ(陸━)(一)
※一茶方言雑集(1819‐27頃)「ろくすっ法 正法にあらぬを云」
※歌舞伎・扇音々大岡政談天一坊)(1875)四幕「毀れかかったがたがた駕籠、ろくすっぽうにしまりゃあしねえ」
[2] 〘副〙 =ろくすっぽ(陸━)(二)
黒蜴蜓(1895)〈広津柳浪〉一「職業(しごと)も碌素法(ロクスッパフ)出来ねえ木葉(こっぱ)大工の癖しやがって」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報