降紛(読み)ふりまがう

精選版 日本国語大辞典 「降紛」の意味・読み・例文・類語

ふり‐まが・う ‥まがふ【降紛】

[1] 〘自ハ四〙 違う種類のものが入りまじって降り、見わけにくくなる。見わけがつかないように降る。
万葉(8C後)三・二六二「矢釣山木立も見えず落乱(ふりまがふ)雪に騒ける朝楽しも」
[2] 〘他ハ下二〙 降って入りまじるようにする。入りまじって降り、区別しにくいようにする。
※新古今(1205)冬・六八四「草も木もふりまがへたる雪もよに春待つ梅の花のかぞする〈源通具〉」

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