阿漕ケ浦(読み)あこぎがうら

精選版 日本国語大辞典 「阿漕ケ浦」の意味・読み・例文・類語

あこぎ‐が‐うら【阿漕ケ浦】

[1] =あこぎ(阿漕)(一)(一)
謡曲松風(1423頃)「賤が塩木を運びしは、阿漕が浦に退く潮」
[2] 〘名〙 (形動) 「あこぎがうら阿漕浦)に引く網」の略。
※落語・猫と鼠(1899)〈六代目桂文治〉「乳母お文も母も隠し通して居りましたが、阿漕(アコギ)ゲ浦で何日(いつ)となく金左衛門さんに知れました」

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