阿波国漫遊記(読み)あわのくにまんゆうき

日本歴史地名大系 「阿波国漫遊記」の解説

阿波国漫遊記
あわのくにまんゆうき

一冊 酒井順蔵著

成立 不詳

解説 水主から徳島藩御庭方に出世した酒井順蔵の出張日記・報告書。各郡の村数と石高、城下新町橋を起点に行程方角、一里塚、御山下十二社・御城下二十二社、延喜式内社と式外社、社寺棟札鐘銘新田、地誌、城下町の道幅、駅路寺、各国境の旅行記、宿泊地での献立などを記す。跋文によれば、元治二年三月に住吉島の岡左琴が順蔵の草稿を酒井五七郎から借りて模写したもの。

活字本 「阿波国漫遊記」

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android