阿木川(読み)あぎがわ

日本歴史地名大系 「阿木川」の解説

阿木川
あぎがわ

中津川市阿木のやけ(一七〇九・二メートル)を水源地とする木戸きどいり川が阿木地区で阿木川となり、岩村いわむら川を合流して恵那市域に入り、東野の染戸ひがしののしみど地区で飯沼いいぬま川を合せ、大井おおい町地区で定蓮寺じようれんじ川・横町よこまち川・永田ながた川・にごり川などを合せて木曾川に流入する。流路延長一六・九二キロ。流域各所でせき止められ、灌漑用水として利用されている。そのなかで大規模なものは東野から分水する三郷さんごう(山本)用水である。この用水は東野村・正家しようげ村・中野なかの村・大井村、すなわち恵那盆地中心部の耕地を潤す主要な灌漑用水となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報