阿弥村(読み)あみむら

日本歴史地名大系 「阿弥村」の解説

阿弥村
あみむら

[現在地名]美原町阿弥

丹南郡に属し、南余部みなみあまべ村の東にある。村の東を中高野街道が南北に通り、北村境は泉州堺と大和を結ぶ道。村内の舟渡ふなど池は現美原町内最大の溜池。村名は当地にあった阿弥陀寺に由来し、元禄(一六八八―一七〇四)頃までの郷村帳類や天保郷帳には阿弥陀寺あみだじ村と記されるが、一般的には阿弥村と略称された。正保郷帳の写とみられる河内国一国村高控帳では高三七七石余、ほかに山年貢高一六石五斗。延宝年間(一六七三―八一)の河内国支配帳では高三九三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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