阿子木村(読み)あこぎむら

日本歴史地名大系 「阿子木村」の解説

阿子木村
あこぎむら

[現在地名]大野村阿子木

高家こうげ川に合流する沢によって形成された沖積地に臨み、全域が緩やかな起伏をもつ丘陵地帯。南は帯島たいしま村、西は大野村。元禄一〇年(一六九七)の郷村御内所高帳に帯島村三ヵ村の一として村名がみえ、高二六石余はすべて畑方。天保八年(一八三七)の仮名付帳では大野村の枝村とされる。旧高旧領取調帳で独立村とされ、高四〇石余。大野村から久慈に至る街道が通り、街道に沿って阿子木・日当ひなた二ッ屋ふたっやなどの集落がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android