関税払戻し税制(読み)かんぜいはらいもどしぜいせい(英語表記)drawback system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「関税払戻し税制」の意味・わかりやすい解説

関税払戻し税制
かんぜいはらいもどしぜいせい
drawback system

関税納付がすんでいる商品一定条件を満たしている場合に,納付した関税を全額または一部払戻す制度で,戻し税また戻 (れい) 税ともいう。日本では輸出戻し税が代表的で,これは輸出品生産に使用された輸入原料品の関税を払戻すもの。また輸入が許可されたあとで輸入貨物クレームが成立し,その貨物返送または廃棄する必要が生じた場合にも納付済みの関税は払戻される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android