関川(村)(読み)せきかわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「関川(村)」の意味・わかりやすい解説

関川(村)
せきかわ

新潟県北部、岩船郡(いわふねぐん)にある村。荒川上流、関川盆地にあり、盆地の東西をJR米坂線(よねさかせん)と国道113号(米沢(よねざわ)街道)が通じ、南北に290号が走る。近世は米沢街道の要衝であった。米坂線の沿線には荒川峡温泉郷(えちごせきかわ温泉郷)とよばれる湯沢高瀬(たかせ)、雲母(きら)、鷹ノ巣(たかのす)、桂の関(かつらのせき)などの温泉群が並ぶ。盆地の中心をなす下関(しもせき)地区は米沢街道の宿場市場町で、旧本陣問屋場であった渡辺家住宅は国の重要文化財に、同庭園は名勝に指定されている。荒川支流の大石(おおいし)川には大石ダムがあり、湖畔は大石公園、レストハウスなどのある観光地になっている。面積299.61平方キロメートル(境界一部未定)、人口5144(2020)。

[山崎久雄]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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