関五本松(読み)せきのごほんまつ

精選版 日本国語大辞典 「関五本松」の意味・読み・例文・類語

せきのごほんまつ【関五本松】

出雲地方民謡島根半島突端、美保関港の沖合を通る漁船のよい目標となっていた港口小山の五本の松が、ある年、領主の美保神社参詣の邪魔になるとその中の一本を家臣に切らせてしまったので、せめて残りの四本二組の夫婦松だけは無事であるようにと、漁師たちが願って歌ったものという。溜池造りの地搗きの唄「しょこばのお井戸」の替え歌。

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