関ノ峠(読み)せきのとうげ

日本歴史地名大系 「関ノ峠」の解説

関ノ峠
せきのとうげ

宇摩郡新居にい(現新居浜市)の境の峠で、せきまたは宇摩ノ関ともいった。現土居町の西南端、上野うえのの西にあてられ、いま字地に関ノ峠があり、小字に関の原せきのはらがある。

天保一三年(一八四二)の「西条誌」に「新居郡中野村保国寺縁起云開祖仏通禅師始来当国時、生子山之城主一城城之允義次於新居宇摩之両境構一関塞往還」とあり、新居の関とよんだとあり、「予陽河野盛衰記」にも「去建武五年七月十七日新居関合戦」とある。「伊予二名集」には宗祇の宇摩ノ関の歌として

<資料は省略されています>

とあり、「伊予温故録」には「我袖ぬらす宇摩の関跡」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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