旺文社世界史事典 三訂版 「関 羽」の解説
関 羽
かんう
三国時代の蜀漢の将軍
字 (あざな) は雲長。早くから張飛とともに劉備 (りゆうび) (蜀漢の昭烈 (しようれつ) 帝)を助けて活躍したが,呉に謀殺された。唐代から武神として崇拝され,明代には文神としての孔子と同格の武神となり,明の国難に際し帝位にまであげられるに至った。清代には各県に1か所関帝廟を設けるようになり,武神兼財神として民間に一層普及した。明代の小説『三国志演義』にもその活躍は詳しい。
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