門山城跡(読み)かどやまじようあと

日本歴史地名大系 「門山城跡」の解説

門山城跡
かどやまじようあと

[現在地名]大野町 城山

妹背いもせの滝の南西経小屋きようごや山の山裾に接するじよう山にある中世の城跡。角山とも書く。

房顕覚書」に「其後(防)州ヨリ陶尾張守(興房)、弘中下野守、大野至門山、未ノ年ノ八月ヨリ在陣アリ」とみえ、大内氏の安芸国佐東さとう郡侵攻に際して大永三年(一五二三)八月よりその臣陶興房らが在陣し、桜尾さくらお(跡地は現廿日市町)に拠った友田興藤と対峙した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報