長田保(読み)ながたほ

日本歴史地名大系 「長田保」の解説

長田保
ながたほ

安房国府中・国分寺の南、汐入しおいり川上流の谷戸に展開した保で、現館山市西長田・東長田を遺称地とし、一帯に比定される。安房国衙の有力在庁官人によって開発されたと推定されるが、保として立てられた時期・経緯などは不明。貞治四年(一三六五)五月九日、鎌倉公方足利基氏は鎌倉円覚寺の塔頭仏日庵に「安房国長田保西方」を寄進している(応安三年二月二七日「円覚寺文書目録」円覚寺文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android