長泉寺跡(読み)ちようせんじあと

日本歴史地名大系 「長泉寺跡」の解説

長泉寺跡
ちようせんじあと

[現在地名]仙台市新寺四丁目

現在松音しようおん寺がある地に位置した曹洞宗の寺で、繁盛山と号した。松音寺の末寺であった。龍川院縁起によれば、藩祖政宗が仙台に城を築く以前は仙台城の地に長泉寺があったというが、その創建年代・宗派・所属・開山僧名などは不詳。築城にあたり寺は新寺小路に移され、松音寺五世台屋恕三を中興とした(封内風土記)。享保一二年(一七二七)大火類焼。新たに堂宇を再建したが、明和元年(一七六四)再び罹災

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報