長本寺(読み)ちようほんじ

日本歴史地名大系 「長本寺」の解説

長本寺
ちようほんじ

[現在地名]菊間町佐方

宝珠山地蔵院と号し、真言宗豊山派。本尊地蔵菩薩。寺伝によると菊間遍照へんじよう院隠居快遍が鎌倉時代に川向かわむかえ小坂に小庵を結んだのが初めとされる。天正一四年(一五八六)一二月一三日、来島くるしま(現今治市)城主来島通総が領内寺社領の下札を定めた時の長本寺寺領坪付(波頭博正氏所蔵文書)に「藪原口田壱段 分米六斗四升 長本寺の助兵衛、田壱段 分米六斗四升 同人、畠壱所 寺内重職反銭共ニ除之 長本寺、為貫目壱貫五十文 目定」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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